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ウェディングドレスにかかる費用は結婚式全体の費用の大きなウェイトを占めます。
しかも式場レンタルのドレス、ドレスショップのレンタルドレス、自分で購入するウェディングドレスでは価格に大きな差があって、知れば知るほど値段に疑問がわいてくるのではないでしょうか？
ウェディングドレスが一般衣類よりも高い理由
そもそもウェディングドレスは、わたしたちが普段着ている衣類よりも高い値段で流通しています。
そこには流通コストによってどんどん価格が上がってしまうという事情もあるのですが、ドレス本体の価格設定に関しては「素材」「デザイン（デザイナー）」「市場の価格設定」が挙げられます。
ウェディングドレスの素材
ウェディングドレスにも安価な化学繊維を用いて作られているものもあるのですが、価格が高いウェディングドレスにはやはりシルクが多いですし最高級の素材が使われています。
ウェディングドレスは10メートル以上もの生地を使って製作することも多いので、この素材の違いが価格の違いに出てくるのは当然のことなのです。
デザイン（デザイナー）料が含まれています
目の前にあるうっとりするようなウェディングドレスは、デザイナーをはじめとしたウェディングドレス開発に携わる人々が苦労した結果、世に出ることができたものです。
日本人はこの目に見えにくいデザインやプロダクトにかかる時間や費用を忘れがちですが、ここにも大きな時間とお金が費やされるのです。
有名デザイナーが自分の知名度や生み出したドレスにふさわしい価値を加えた価格を設定することも、ウェディングドレスが高価になる理由のひとつです。
市場の価格設定
ウェディングドレスの値段が高い側面には、「ウェディングドレスは多少高くても売れる」という理屈もあります。
ウェディングドレスを買う方からしたらなるべく安く購入させてほしいところですが、物を売る側からしたらなるべく高く売りたい、高く買ってほしいと考えるのは当然のことですよね。市場は常にこのバランスを元に動いています。
実際、多少高くても多くの花嫁さんが自分が気に入ったウェディングドレスを着用します。
ウェディングドレスは「高くても売れる」という市場が出来上がっているので、あえて価格を下げる必要がないのです。
式場レンタルのウェディングドレスがさらに高い理由
ウェディングドレスそのものの価格が高い理由はわかりましたが、式場でレンタルするウェディングドレスはなぜ何十万円もしてしまうのでしょうか？
利益を出せるところだから
まず、式場でウェディングドレスを選ぶ場合、必ず提携しているショップのドレスを選ぶことになります。式場はショップからキックバックをもらうので、他のショップのドレスは選べないようになっているのです。これが「提携」になります。
さらにウェディングドレスにはグレードがあります。
式場の価格設定はほとんどがパック制のプランになっていて、グレードの異なるいくつかのプランから選べるようになっています。
例えばコミコミ15万円プランなら、ウェディングドレスは2着から選べるようになっていて、25万円プランなら5着から選べて、35万円プランなら8着から選べる・・・というような感じです。
最低ラインの15万円の価格帯のウェディングドレスが自分が気に入るものなら問題なしですが、非常に多くのケースでほとんどの花嫁さんが選ばないようなドレスになっているはずです。
恐らく25万円出して5着の中から選べるとしても、誰もが憧れるような素敵なデザインのドレスを見つけることはできないでしょう。
なぜこんなことになっているのかというと、式場側が大きな利益を出せるチャンスだから。
花嫁はせっかくのウェディングドレスだからお気に入りのドレスを着たいと考えますし、新郎も希望のドレスを着るのが良いと思うよ、と言ってくれることも多いです。
実際、安く済ませられる15万円のプランがあっても、似合うドレスを着るためには30万円～50万円程度なら頑張りたいと考える人も多いはずです。
結婚式場側は、この新郎新婦の意識を取り込んで上手に商売を行っているのです。
準備・後始末などをすべてお任せできるから
結婚式当日にウェディングドレスを美しく着るには保管状態も重要ですし、しっかとりアイロンをかけて、小物やパニエも全て準備しておかなければいけません。
着用後にはクリーニングを行って次の使い道を考えたり、丁寧に保管しなければいけません。
式場レンタルのウェディングドレスには、これらの準備や後始末にかかる費用と人件費も含まれていますし、着用によってついてしまう一般的な汚れであれば別途クリーニング代も不要となっています。
式場レンタルの費用には、多少割高になっても面倒なことを一切合切お任せできるというメリットもあるのです。
ウェディングドレス代を安く抑える方法
レンタルにはレンタルの良さがあるのですが、相場を考えても30万円程度はかかるかと思います。
ちなみに、この費用の中にアクセサリーや小物のレンタル費用は含まれていませんので、追加費用がかかることも本当によくあります。
購入を考えてみて
ウェディングドレス費用をできるだけ安く抑えるなら、ぜひウェディングドレスの購入も考えてみて下さい。
購入となるとさらに費用がかかるというイメージがあるかもしれませんが、そうではなく1万円台から100万円超えまで幅広い価格帯から選ぶことができるんです。
レンタルのウェディングドレスにはドレスの本当の代金以外にも式場の人件費、クリーニング代、ドレスショップへのキックバックなどが含まれていますが、購入するドレスにはこれらは一切ありません。
つまり、同じ値段のウェディングドレスでも、購入の方がグレードの高いウェディングドレスを選べるという費用対効果もあります。
15万円でレンタルできるウェディングドレスの中には、控えめに言っても素敵に見えるものはなかなか見つからないと思います。
でも、購入なら数万円のウェディングドレスでもかなり素敵なものがあるんですよ。これだけネットで口コミが広まる時代ですので、「安かろう悪かろう」ではないんです。
オーダーして小物を購入してもレンタルより安くなることも本当に多いので、ぜひチェックしてみて下さい。
お譲りのウェディングドレスもおすすめ！
お譲りのウェディングドレスなら、海外デザイナーのインポートウェディングドレスが安く買えることもよくあります。
1点物になりますし、サイズがお直ししてある、クリーニングしていないことも多いなどの注意点もあるのですが、その分かなり安く購入することもできますし、ドレスクリーニングのデアでは着用前のウェディングドレスのクリーニングも承っています。
これから着用することを踏まえて、細部まで汚れをチェックして1着ずつ手洗いをして、丁寧にアイロンをかけてお届けいたしますので、クリーニングの心配は不要です！
メルカリ、ラクマ、インスタなどを駆使して、ぜひお気に入りのウェディングドレスを探してみて下さい。
購入に反対されたら？
結婚を考えているあるカップルの彼氏が「ウェディングドレスはレンタルするんでしょ？」と彼女に聞いてきたそうです。
なぜレンタルだと思ったのか理由を聞いてみると「だって、買うよりも安いもん」という回答だったそうで、購入するという選択肢は最初からなかったのだそうです。
とても普通の会話のように聞こえますが、今回ご紹介したように「レンタル＝安い」ということはなく、むしろ最低ラインの価格設定が高く、自由に選ぼうと思ったらさらに価格は上がります。
でも、この彼氏のようになんとなくのイメージから「ウェディングドレスは高いものだけどレンタルなら安い」と思い込んでいる男性も多いのです。
どちらかというと男性の方が合理的でウェディングドレスも値段で考えがちなところがありますので、女性側のウェディングドレスに対する「気持ち」「憧れ」だけでなく費用で考えても購入する方にメリットがあるというところを実際に数字を出して見せてあげるとウェディングドレス購入も理解してもらいやすいと思います。
予算の範囲内でなるべくお安く、お気に入りのウェディングドレスが見つかることを全力で応援しています！
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