マタニティウエディング(おめでた婚・授かり婚)に最適な時期は?ウェディングドレスの選び方は?


結婚と妊娠という幸せが重なるマタニティウェディング(おめでた婚・授かり婚)は、幸せもいっぱいですが、赤ちゃんと新婦さんの体に気を使わなければいけないこともあります。

マタニティウェディングにぴったりの時期は?
マタニティウェディングにぴったりのウェディングドレスは?

などなど、マタニティウェディングの気になることをご紹介します。

 

マタニティウェディング、そもそもやるべき?

結婚式の予定を立てているときに妊娠が発覚した場合、「挙式を延期した方が良いのかな?」と悩む方も多いことと思います。
妊娠中は体調も日々変わりますし、初めての妊娠ですと花嫁さんご自身が不安でいっぱいなので本当に悩みますよね。

先輩カップルの約8割はマタニティウェディングを選んでいます


ゼクシィのアンケートによりますと、妊娠がわかってから挙式を行った方の約80%がマタニティウェディングで、出産後のパパママ婚を選択したカップルは約20%という結果になったそうです。

出産前は「子供を産んで落ち着いてから改めて考えればいいかな。体型も気になるし・・・」と考えるカップルもいらっしゃるかもしれませんが、実際はこううまくいかないこともあります。
産後思ったように体型が戻らないこともありますし、赤ちゃんとの生活でストレスを抱えてしまうこともあります。
職場復帰や保育園問題、赤ちゃんの突然の体調不良など、産後はマタニティウェディング以上に思い通りにいかないことも増えるので、出産前にやっておこうと考えるカップルも多いのでしょう。

筆者の友人に挙式前に妊娠がわかった女性が2人います。
1人はマタニティウェディングを行いました。挙式の途中で妊娠を発表して祝福ムードいっぱいでした。
無事に出産して家族元気に幸せに過ごしています。

もうひとりの女性は、和装の結婚式に憧れがあって旦那さんと出身県も同じだったことから「結婚式は〇〇神社でやるって決めてるんだ!」と幸せそうに話していたのですが、挙式前に妊娠が発覚。
本人はマタニティウェディングをやりたかったのですが、義理のご両親の強い意向があって、子供が産まれてからのパパママ婚を選択することになりました。
それから数年、2人目の赤ちゃんの出産を控えていてとても幸せそうですが、「やっぱり和装で結婚式をやりたいけどぜんぜん予定が立たない!挙式だけでもやっておけばよかったなぁ」と笑いながら言っています。

 

マタニティウェディングにぴったりの時期はいつ?


マタニティウェディングのぴったりの時期は「3か月~4か月未満(妊娠初期)」と「5か月~6か月(安定期)」と言われることが多いようです。

3か月~4か月未満の妊娠初期のマタニティウェディング

3か月~4か月未満ならおなかが目立つことはありません。
ウェディングドレスをなるべくキレイに着たいという花嫁さんには良い時期と言えるでしょう。

ただし、気を付けたいのが「つわり」です。3か月未満の時期はおなかはまったく目立たないですが、つわりがひどい女性もいますし、つわりが軽くてもウエストを締めることで吐き気がしてしまう女性もいます。
また、常に眠い、体がだるい、トイレが近くなるなどの変化もあります。
つわりの重さと体調は人それぞれ本当に違います。こればかりは体験してみないとわからないことなので、心配な場合は安定期に入ってからのマタニティウェディングの方が安心です。

 

5か月~6か月の安定期のマタニティウェディング

5か月目に入ると流産のリスクも下がり、つわりが治まり始める女性も多くなります。
胎盤が完成してホルモンバランスが安定してくるので、妊娠初期と比べると熱っぽさがなくなる、体のだるさが軽減されるなど新婦の体調も落ち着いてきます。
初めての妊娠だと、ママ自身の体調も不安ですし「赤ちゃんに何かあったらどうしよう・・・」と心配なことも多いと思います。
そういった不安が大きいなら、5か月~6か月の安定期に入ってからの挙式の方が体調的にも気持ち的にも安心でしょう。

体験の変化としては、子宮の大きさが大人の頭くらい大きさになるため、おなかが目立ってくる方、バストが大きくなり始める女性もいます。

7か月目以降に入っても挙式ができないということはありません。ただ、おなかがかなり目立ってしまうので、本当に着たいウェディングドレスが着られないこともあります。

 

マタニティドレスは好みで選んでいいの?

妊婦さんのウェディングドレス選びでは、マタニティドレスに慣れているスタッフさんに相談することを強くおすすめします。
なぜかというと、妊婦さんはウェディングドレスを試着する日の体型と挙式当日の体型が大きく異なるから。
おなかとバストが大きくふくらむので、今日選んだドレスが挙式当日に入らない・・・なんてことになったら大変ですよね。
できればマタニティウェディングを花嫁さんと一緒に選んだ経験があるスタッフさんに相談できると安心です。

 

妊娠初期(1~4か月目くらい)のウェディングドレス選び

妊娠初期ではおなかは目立たないので、体型的にはAラインやマーメイドラインも着用できます。
ただつわりはピークですので、花嫁さんの体調を考えると締め付けすぎないドレスを選んだ方が不快感が少ないでしょう。

 

妊娠中期(5か月目~7か月目くらい)のウェディングドレス選び

安定期に入ったらつわり、微熱、体がだるいなどの花嫁さんの体調の悪さや不快感は落ち着きます。
おなかのふくらみが目立ち始めますので、気になるウェディングドレスをいくつか着用してみて、体型の変化に合わせたウェディングドレスを選ぶ必要があります。

 

妊娠後期(8か月目~10か月目)のウェディングドレス選び

少数ではありますが、妊娠8か月目~10か月目に挙式を行った先輩カップルもいます。
この時期はおなかのふくらみがはっきりとわかります。おなかまわりにサイズをあわせてしまうとビスチェがぶかぶかに浮いてしまいますので、マタニティ専用のウェディングドレスを選んだ方がキレイに見えます。
あえておなかまわりを強調するウェディングドレスを着るのもマタニティな花嫁さんらしさがあって素敵です。
 

マタニティウェディングにぴったりのウェディングドレスは?

マタニティウェディングに選ばれているウェディングドレスのラインは、

・エンパイアライン
・プリンセスライン

が多くなっています。

 

エンパイアライン


出展:ユニベティ楽天市場店
エンパイアラインはバストのすぐ下に切り替えがあって、スカートはパニエをつけずストンと落ちるデザインになっています。


出展:HIROMI BRIDAL
安定期になるとおなかのふくらみがわかってしまうこともありますが、ウエストの締め付けがゼロなのでママが安心して着用できるウェディングドレスです。
おなかが大きくなってもマタニティらしさが映えて、かえって祝福ムードに包まれますよ。
 

プリンセスライン


出展:RiRiコレクション(楽天市場)
プリンセスラインは上半身はスッキリまとまっていて、スカートにボリュームがあるのが特徴です。スカートが釣り鐘のようになっているので「ベルライン」とも呼ばれています。
スカートのボリュームが下腹部のふくらみをやさしくカバーしてくれるので、マタニティウェディングでも選ばれています。


出展:ミートスウィート(楽天市場)

 

マタニティ専用のウェディングドレス

こちらはマタニティ専用のウェディングドレスです。

出展:JADEE

正面から見ると、マタニティドレスとはちょっとわからないのではないでしょうか?


出展:JADEE
実は、サイドから正面に向かってウエストの切り替えがなめらかにバストのすぐ下まで上がっていて、ウエストをしめつけないようになっているんです。


出展:JADEE
バックスタイルはスッキリとしていますが、リボンでバストとウエスト周りのサイズ調整がやりやすくなっています。
妊婦さんの足元に配慮してトレーンは短めですが、スカートに軽やかなアシンメトリーのボリュームがあるので写真映えもバッチリ♪

 

結婚&出産のダブルハッピー婚で永遠の幸せを!

マタニティウェディング(おめでた婚・授かり婚)は、体型の変化もありますし、花嫁さん自身も自分の意思ではどうにもできない体調不良や感情の変化もあります。
体調が万全のときの挙式よりも気を使うことも大変なことも多いこともまた事実ですが、万全のサポートをしてくれるサービスや式場も増えています。

結婚式を挙げたいと思う気持ちを諦めるのではなく、ぜひ前向きに検討してみて下さいね。
きっと一生の思い出になる素敵な挙式になるはずですよ♪