真っ白いウェディングドレスに飲み物をこぼしちゃった!
お肉のソースが垂れてしまった・・・
式場であればスタッフさんが応急処置をしてくれますが、やり方を覚えておくと安心ですよ。
ウェディングドレスのシミ抜き応急処置
ウェディングドレスに白ワイン、シャンパン、ビール、水をこぼしたときの応急処置
白ワイン、シャンパン、ビール、水などの目立つシミになりにくいものをこぼしてしまった場合は、乾いたタオルで水分を吸い取るようにふき取るだけで大丈夫。
披露宴の間であればこの応急処置だけですぐに目立つシミになることはありません。
ただし、時間が経つと輪ジミのように見た目でわかるシミになってしまいますので、挙式が終わって落ち着いたらクリーニングが必要になります。
ウェディングドレスに赤ワインをこぼしたときの応急処置
赤ワインをこぼしたら、すぐにスタッフさんに次のものを用意してもらいましょう。
・乾いたタオルを数枚
・濡らして固く絞ったタオルを数枚
・台所用の食器洗い洗剤
赤ワインに乾いたタオルをあてて水滴を吸い取ったら、乾いたタオルの綺麗な部分をドレスの裏側にあてます。
濡らして固く絞ったタオルにほんの少しだけ洗剤をつけて、ドレスの表からシミをトントンと叩きます。
裏にあてた乾いたタオルにシミを移すように根気よくトントンと叩きます。
この「シミの裏に乾いたタオルを当てて、中性洗剤を少しだけつけた濡れタオルでたたく」という方法はシミの応急処置の基本です。
続いて、乾いたタオルをシミの裏にあてて、表から新しい濡れタオルで叩きます。
残った汚れと中性洗剤を乾いたタオルに移すようにトントンと叩きます。
最後に乾いたタオルを生地の裏にあてて、表から乾いたタオルで叩いて水分を取ります。
これで染み抜き応急処置は完了です。
ウェディングドレスに食べ物、ソースをこぼしたときの応急処置
まずは食べ物の固形物を取り除きます。
このとき、絶対にこすらないでくださいね。シミの成分が繊維の奥に入っていってしまいます。
あとは「ウェディングドレスに赤ワインをこぼしたときの応急処置」と同じ方法でシミを叩いて取り除きます。
台所用の中性洗剤は、油性の汚れも落としてくれます。
ウェディングドレスのクリーニングも必要?
食べ物、飲み物をこぼしていなくても、挙式が終わって落ち着いたらウェディングドレスをクリーニングに出すことをおすすめします。
「おすすめします」というよりも、クリーニング屋さんとしては「絶対クリーニングしたほうが良いですよ!」と言いたいです。
なぜかというと食べこぼし、飲みこぼしのような目立つシミがなくても、ウェディングドレスには必ず汚れが付着してるから。
もっとも汚れが多いところはドレスのスソです。
ウェディングドレスのスソは引きずることが多いですし、ビーチでの前撮りなら砂や海水がついてしまうこともあります。
ガーデンウェディングなら土汚れもついてしまいます。デアのお客様には屋外のテラスでガーデンウェディングをしたところ、草の汁がついてしまった方もいらっしゃいました。
ファンデーションと汗も必ずついてしまう汚れです。
これらの汚れはふき取るだけでは取れませんし、洗って落とさないと必ず後からシミになってしまいます。
シミ・汚れがついたドレスを放っておくとどうなるの?
ウェディングドレスにシミや汚れがついたまま収納してしまうと、生地が傷んでしまう、カビが生える、生地そのものが変色して黄ばんでしまうなどのトラブルの原因になります。
赤ワインなどの濃いシミは時間が経つほど濃くなってきてプロでも落としにくくなります。
シミがついたウェディングドレスをクリーニングに出すときのポイント
シミが付いたウェディングドレスをクリーニングに出すときには3つのポイントがあります。
なるべく早くクリーニングに出す
汚れ、シミは1分でも早く処理した方が落ちやすいので、着用したウェディングドレスはなるべく早くクリーニングに出すことをおすすめします。
美しい状態でウェディングドレスを保管することができますよ。
シミに印をつけて連絡する
赤ワインなど目立つシミを付けてしまったら、その部分を赤い糸などの目立つ色の糸で囲むように軽く縫って、印をつけておきましょう。
ご依頼いただく際の連絡事項にいつ、どんなシミをつけてしまったのかをお伝えいただくと私たちもその部分を特に気を付けて検品してシミ抜きさせていただきます。
ウェディングドレスクリーニング専門店を選ぶこと
ウェディングドレスは一般衣類とは非常に異なる衣装です。
大切なウェディングドレスは、一般のクリーニングではなくデアのようなウェディングドレス専門店にご依頼されることを強くおすすめいたします。
ウェディングドレスに特化した技術があります
デアはウェディングドレスクリーニング専門店ですので、高価なウェディングドレス、繊細なデザインのウェディングドレス、フルオーダーの特別なウェディングドレスなどあらゆるドレスをクリーニングしてきた技術と経験があります。
ウェディングドレスの特徴や注意点を知り尽くした職人が洗いますので安心していただけます。
ウェディングドレスのシミ抜き方法はお店によって違いますが、デアではまず全体の汚れを落としてからしみ抜きをします。
なぜ最初に汚れを落とすのかというと、シミは汚れと一緒についているので汚れが混ざっている状態ではシミが十分に落ちないことがあるから。
最初に汚れをしっかり落とすことで、強い漂白剤を使わなくてもシミが浮いてきて落ちることも多いのです。
何年も放置されているシミでなければ、ほとんどはキレイサッパリ落とすことができますよ。
専門店なら真空パックも可能
ウェディングドレスを保管しておきたい場合は真空パックが安心です。
ゴージャスなウェディングドレスもコンパクトにまとまるので、クローゼットにしまっておくことができますし、パック内の酸素が抜かれているので、酸化、黄ばみ、カビの心配もありません。
特別なウェディングドレスだからこそ、シミはその場でしっかり応急処置をして、クリーニングは安心できる専門店にお任せ下さいね。