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今回は意外と知られていない結婚式のルール・マナーとして、教会の結婚式で気をつけたいウェディングドレスの選び方と、花嫁さんがキレイに見えるためのマナーをご紹介します。
教会挙式のウェディングドレスのルールとは?
教会で真っ白なウェディングドレスを着て挙式♪というスタイルに憧れる女性もいらっしゃるかと思います。
教会はサービスとして結婚式を行っているわけではなく、宗教に基づいた神聖な場所、祈りの場所ですので大切なルールがあります。
肌の露出は控えましょう
ウェディングドレスであっても基本的には肌の露出は控えて、ノースリーブや肩が出るドレスは避けます。
教会によっては肩が出るウェディングドレスを禁止としていたり、ヴェールやストールを着用して露出を隠すように案内しているところもあります。
顔を覆わないタイプのヴェール(マリアヴェールなど)を禁止している式場もあります。
これはゲストも同じです。肩が出るドレス、ミニのドレスは避けてもらった方が無難です。
人によっては「そこまで指定されるの?」と感じてしまうかもしませんが、きちんとお願いしておきましょう。
アクセサリーもあまり派手なものは好まれません。花嫁でもパールのネックレスにイヤリングなど、シンプルなものを選ぶようにすると良いでしょう。
案内されたルールは必ず守るようにしましょうね。
ヴァージンロードを踏んじゃダメ!
これはゲストに気を付けてもらわないといけないことです。
教会では入り口から祭壇に向かってヴァージンロードが敷かれます。
これは花嫁のためのもので、ゲストが踏み入れてはいけないエリアになります。
入って良いのは新郎新婦、新婦と一緒に歩く父親(保護者)のみで、ゲストが入ってはいけません。
スタッフさんが見ていたら注意してもらえますが、見ていないところでは新郎新婦が一声かけるようにしましょう。
スマホ写真が撮れないこともあります
教会では写真撮影ができないこともあります。基本的にはゲストがスマホでパシャパシャと撮影することはできないと思っておきましょう。
撮影できる場合でもプロカメラマンのみであったり、決められた場所でしか許可してもらえないこともあります。
これらのルールも新郎新婦から事前にゲストに伝えておく必要があります。
花嫁の立ち方、座り方、腕の組み方
ここからは花嫁さんのマナーです。ルールではありませんが、「こうするとより美しく見えますよ」という立ち居振る舞いをご紹介します。
挙式の最中は、いつどこからカメラで撮影されるかわかりません。後から見てもキレイな写真や映像が残るようにぜひ姿勢にも気を付けてみて下さい。
立ち方
基本の裁ち姿勢は、「モデル立ち」と言われている立ち方です。
かかとを揃えてまっすぐに立ち、つま先を45度に開いて、どちらかの足をほんの少し引いて姿勢を正します。
「きをつけ」の姿勢できちんと立つよりもモデル立ちの方がよりスマートに美しく見えますよ。
猫背にならないように胸を張って顎を引いて下さいね。
腕の組み方
新郎と腕を組むときは、デートのときのように彼の腕に自分の腕を回すのではなく、軽く指先をそえるくらいにすると上品です。
ブーケはウエストのあたりで持ちましょう
写真でよく見かけるのはブーケを胸の前に両手で持ってニッコリ笑っている花嫁さんだと思います。しかし、このスタイルはちょっとぶりっこに見えてしまったり、幼い印象を与えてしまうことがあります。
美しく見える位置はウエストの位置で持つこと。ブーケのいちばんキレイに見える面を正面に向けることも忘れずに!
座り方・立ち上がるとき
座るときにはお介添えさん(エスコート、アテンダー)がお手伝いしてくれます。
椅子をうしろからそっと押してくれますので、足(ひざの後ろ)に軽く当たったらそのままゆっくり腰を落とします。
ドレスの裾が乱れてしまっても大丈夫。お介添えさんが整えてくれますので、お任せしましょう。
座るときはいつもよりもゆっくり動くことを意識するととても優雅に見えますよ。
披露宴の最中、花嫁はほとんどの時間を座っています。椅子の背もたれに背中をつけずに椅子の少し前の方に座るようにしましょう。
座り姿勢は頭の上からピンと張った糸で引っ張られているようなイメージで上半身をまっすぐにします。
ひざは新郎側に軽く倒して、ひざから下は逆に置きます。
手をひざに置くときは、両手を重ねて左手を上にしておきましょう。
長時間同じ姿勢で過ごすのはつらいものですが、ゲストを招待している側として頑張りましょう!
立ち上がるときもゆっくりと、優雅に立ちましょう。
花嫁さんが立ったり座ったりするときにはゲストは花嫁さんを見ています。
前かがみにならないようにまっすぐ前を見て、キョロキョロしたり後ろ見ないように気をつけると優雅に見えますよ。
歩き方
入場に退場など、花嫁さんが歩くときはシャッターチャンスなのでみんなの視線が集まります!
目線は基本的に前を向いておきます。ゆっくり、歩幅を小さく歩きましょう。
ドレスの裾を踏まないか気になるかと思いますが、足元を見てしまうと逆に裾を踏みやすくなってしまいます。
バージンロードを歩くときは、真正面ではなく前方にいる新郎を見つめながら歩くと素敵ですよ。
パニエを履いているなら、ドレスの前を軽く(ホントに軽く)蹴りながら歩くと踏みつけにくくなります。
足の甲でドレスを前に押すように軽く蹴ってみて下さい。
マーメイドライン、スレンダーラインのドレスは太もも同士、ひざ同士をすり合わせるようにして歩くとキレイに見えます。
【おすすめ】彼にも協力してもらいましょう!
教会での挙式は教会のルールやマナーにあわせた配慮が必要で、ウェディングドレスを着た姿を美しく見せるには、いつもの洋服の時の歩き方、立ち方、座り方とは違うことがわかりました。
いろんなことを挙式の当日に急にやろうとしても混乱してしまうかもしれません。
あまり考えすぎると不自然に見えてしまうかもしれません。
彼に付き合ってもらって鏡の前で腕を組んでみたり、ウェディングドレスを試着するときなどに意識して練習してみると良いでしょう。