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洋裁がお好きなプレ花嫁さんなら、1度は手作りウェディングドレスに挑戦してみたいと思うのではないでしょうか?
でも、あんなにたっぷりの生地を使うウェディングドレスって、いったい予算はいくらあれば足りるの?
今回はウェディングドレスを手作りする際にかかる費用(生地代)を試算してみました!
ハンドメイドに興味がある方はもちろん、あまり興味ないよ!という方も話のタネにぜひご覧になってみて下さいね。
手作りウェディングドレスの型紙はどうすればいいの?
一般の洋服にはデザイン本についている型紙がありますが、ウェディングドレスも同じように本と型紙が販売されています。
ただ、ニッチな需要だからかもしれませんが、書店で探してみてもあまり種類は見つからず、ネット検索の方がたくさん出てきました。
Amazonで検索したり、お住まいの地域の図書館で探してみると良いと思います。
今回は「カスタマイズできるウェディング&カラードレス(野中 慶子、岡本 あづさ、松尾 一弘 (著)」を参考に、ドレスのラインごとの費用を算出します。
いちばん費用がかかるのは生地
ミシンやトルソーなどはすでに持っていると仮定して、最も費用がかかるのはやはり生地です。
糸は縫いやすいポリエステルにするとしても、せっかく手作りするなら生地はシルクなどの良い生地を使いたいですよね。
シルクは高価な生地なので、一般の洋服と比較するとかなり高いお買い物になります。
また、お住まいの地域によっては手芸店にシルク生地が置いていないこともあります。
見た目や色ももちろんですが肌触りの良さも確かめてから購入したいところ。
できればお店でスタッフさんに相談しながら実際に触れて購入することをオススメします。どうしてもネットで購入する場合は偽物や質が良くないものにご注意下さいね。
手作りウェディングドレスにかかる費用
生地はサイズが大きいほどより長く必要になります。今回はMサイズ(身長160㎝程度)を目安にしています。
生地はベースとなる表布は32匁ミカドシルク(1,320円/10㎝)、透け感のある薄い生地は6匁シルクジョーゼット(407円/10cm)、裏地となる裏布は10匁シルクサテン(682円/10㎝)としています。
生地価格はオカダヤ オンラインを参考にさせていただきました。
Aライン
生地 | 必要な長さ | 費用 |
表布 | 2.3m | 30,600円 |
別布 | 4.7m | 19,129円 |
裏布 | 2.4m | 16,368円 |
合計 | 65,857円 |
Aラインのウェディングドレス制作にかかる価格費用は65,857円でした。
シンプルで上品な印象のAラインはチャペルでもホテルでもレストランでも映えるドレスです。
同じドレスでも二次会・パーティでは袖を付けたりボレロを羽織ればガラッと雰囲気を変えることができます。
プリンセスライン
生地 | 必要な長さ | 費用 |
表布 | 5.6m | 73,920円 |
別布 | 0.3m | 1,221円 |
裏布 | 2.3m | 15,686円 |
合計 | 90,827円 |
プリンセスラインの製作費は90,827円になりました。
プリンセスラインはたっぷりの生地を使ってウエストにギャザーを寄せてふんわり仕上げるので、生地の量も多くなります。
また、プリンセスラインはドレスの下にパニエをはいてスカートをふわっとさせるので、パニエの制作も必要になります。
パニエの生地代は表布(ハードツイル)が1,704円、裏布(ソフトチュール)2,592円にすると、合計4,296円になります。
マーメイドライン
生地 | 必要な長さ | 費用 |
表布 | 3.5m | 46,200円 |
別布 | 1.7m | 6,919円 |
裏布 | 0.7m | 4,774円 |
合計 | 57,893円 |
マーメイドラインは57,893円でした。ボディラインにピタッと沿うようなドレスなので、生地の使用量が最も少ないのがこのマーメイドラインです。
サイズを丁寧に測って制作すれば、世界にひとつしかないジャストサイズのマーメイドドレスになりそうですね!
エンパイアライン
生地 | 必要な長さ | 費用 |
表布 | 3.0m | 39,600円 |
別布 | 3.2m | 13,024円 |
裏布 | 2.5m | 17,050円 |
合計 | 69,674円 |
エンパイアラインは、バストのすぐ下に切り替えがあるストンとしたウェディングドレスです。
Aラインやプリンセスラインほど主張がないので、ナチュラルで個性的な花嫁さんによく選ばれています。
生地代は69,674円になりました。
ウェディングドレスを手作りするメリット・デメリット
ウェディングドレス制作にかかる費用のほとんどは生地代です。
いちばん使用量が多いプリンセスラインでも90,827円なので、10万円あれば生地は購入できますね。
ウェディングドレスの費用を抑えられるというのは大きなメリットになりそうですが、制作する手間を考えるとハンドメイドウェディングドレスにはデメリットもありそうです。
手作りウェディングドレスのメリット
●ドレス代を節約できる
ウェディングドレスはレンタルしても購入してもなかなかの費用がかかるものです。
購入と比較すると手作りの方が節約することができるでしょう。
●思い出になる
自分で自分のために作るウェディングドレスなので、作り始めるときから一生の思い出になるでしょう。
彼にもゲストにも「すごい!」と褒めてもらえること間違いなし。みんなの心に温かい思い出が残る挙式になりそうです。
●ジャストサイズのウェディングドレスを作ることができる
多くのウェディングドレスがサイズを調整できるようになっていますが、手作りならマーメイドラインなどボディラインがしっかり出るドレスでも自分のサイズに合わせて作ることができます。
手作りウェディングドレスのデメリット
●理想のドレスにならないこともある
憧れのウェディングドレスを目指して縫ってみたけど、出来上がってみたら理想のドレスとちょっと違う・・・ということもあります。
洋裁の腕前によっても自分が着たいドレスにならないこともあるでしょう。
●レンタルよりも費用がかかることがある
ウェディングドレスを素敵に着るために必要なものは意外と多いものです。
ドレス、パニエ、グローブ、ヴェール、トレーン、コサージュ、ヘアアクセサリー、リングピローなどなど、あれもこれも手作りで!と張り切ってしまうと、レンタル以上に費用がかかってしまいます。
●間に合わないことも?
最悪の場合、ウェディングドレス制作が間に合わないこともあります。
遅くとも半年前から具体的な計画を立て始めて、できるだけ早く取り掛かるようにしましょう。
憧れの手作りウェディングドレスのためなら頑張れるはず!
大変なこともありますし、途中でよくわからなくなって「もういやだー!」となることもあるかもしれません。
それでも手作りウェディングドレスに憧れがあるなら頑張れそうじゃないですか?
制作過程をふくめて、すべてが良い思い出になるはずです。