ウェディングドレスの真空パックは本当に必要?


デアドレスクリーニング工房のお問い合わせに、稀に「ウェディングドレスの保管に真空パックは適していないって聞いたんですけど、本当ですか?」というご質問がございます。

デアドレスクリーニング工房では真空パックのお取り扱いがありますので、申し訳なさそうにお問い合わせいただくのですが、ホントのところが知りたいと思うのは当然のことです。

ウェディングドレスの真空パックは必要なの?

結論から先に言ってしまうと、ウェディングドレスに適した環境で長期間保管できるようであれば、真空パックは不要です。

 

ウェディングドレスってどうやって保管すればいいの?

ウェディングドレスの保管に適した環境は、ウェディングドレスに負担がかからない環境と言い換えることができます。

・日光が当たらない
・ハンガーにふわっとかけておくことができる
・たまに風を通すことができる

などでしょうか。でもこれって、一般衣類の保管環境とあまり変わらないですよね。
問題は、ウェディングドレスの生地量と生地の質なんです。

 

ウェディングドレスはとにかくかさばる!


ウェディングドレスは、一般衣類と比べると何倍もの量の生地が使われています。
例えば、すっきりしたデザインのワンピースなら2.5m程度の生地があれば1着仕立てることができるのですが、ウェディングドレスになると10m以上もの生地が必要になることもあります。
とってもシンプルなデザインのエンパイアラインのウェディングドレスならまだ保管できるかもしれませんが、よほど広々したクローゼットがなければハンガーにかけて保管しておくことは到底無理でしょう。

日々様々なウェディングドレスを扱っている身としては、一般的なご家庭でウェディングドレスをかけて置いている方はなかなかいらっしゃらないのではないかと思います。

 

ダメージの心配もあります

ウェディングドレスを購入した方の中には、生地や細かなデザインにもこだわった方も多いでしょう。最高級の生地はやはりシルクですが、シルクは非常に取り扱いが難しい生地なんです。

ウェディングドレスは短時間着用しただけでも必ず汗や皮脂などの汚れが付着しています。これらの汚れを落とさずに収納してしまうと、必ずシミが濃くなります。
時間が経ちすぎると変色が落ちなくなってしまうこともあります。

クリーニングしてクローゼットに収納する場合でも油断できません。
紫外線に当たり続けると必ず日焼けするので日差しが入らない部屋で保管しなければいけないのですが、風通しが悪い空間にしまいっぱなしにすると今度はカビの心配があります。
おまけにとてもシワになりやすいので、ふんわりと保管しなければいけないのです。

 

なぜ真空パックが適しているの?

ここでとても大切なことを言わせていただきますと、「真空パック」であればどれでも良いわけではありません。
私たちはデアドレスクリーニング工房の「ハイクオリティ真空パック」をおすすめします。

ハイクオリティ真空パックは、10年先も安心して保管できることを目指して開発された高い技術が使われている真空パックです。
通常の真空パックはウェディングドレスをパックにつめて、特殊な機械で酸素を抜いたら終わりとなります。
コンパクトに保管することはできるのですが、スカートもぺちゃんこになりますし、ビスチェの繊細な飾りも潰れてしまうこともあります。

この状態で何年も保管するので、次にお子様やご親戚の方などが着用したいと思ってクリーニングに出しても、シワが取れないことも実際にあります。
せっかく真空パックをしてもこれでは意味がないですよね。

 

デアドレスクリーニング工房のハイクオリティ真空パックはここがすごい

デアドレスクリーニング工房のハイクオリティ真空パックには、5つのすごいポイントがあります。

パックの素材が違います

衣類の真空パックというと、布団圧縮袋のようなパックを想像されるかもしれません。
デアドレスクリーニング工房の真空パックの素材は、ハイクオリティ強化ガラス繊維素材を使用しています。
通常のプラスチックビニールバッグより何倍も耐久性が高く、空気が入ったりすることがありません。

真空なのに立体!潰れない真空パックを実現

スカートや立体的なデザインのビスチェは、絶対に潰してはいけないパーツなのですが、技術の低いお店で真空パックをしてしまうと本当に残念な状態になってしまうこともあるんです。

デアドレスクリーニング工房の真空パックは、真空パックなのにぺちゃんこに潰れません。


こちらのお写真、ウェディングドレスのバスト部分になるのですが、真空パックが完成している状態なんです。ふわっとしていますよね!

デアドレスクリーニング工房の真空パックでは、酸素を抜いて窒素を注入することでパック内を真空状態にしています。
ウェディングドレスにダメージを与えるのは空気中の酸素なので、酸素を抜いて窒素を入れてあげることでふわっとした状態で真空にできるのです。
この技術により、ウェディングドレスの繊細なデザインをキープしたままダメージレスで長期保管することができます。


パック内の空気を99%なくしたら、脱酸素剤を一緒に入れて封をして、完全に酸素を除去します。

 

防虫・防腐。ダメージの心配なし

デアドレスクリーニング工房では、丁寧に洗って完全に乾燥させてから真空パックします。
汚れをさっぱり取り除いて、ウェディングドレスに適した温度で自然乾燥させて、職人による手作業で丁寧にアイロンを当ててから真空パックしますので、パック内の虫食い、ダニ、カビの心配は一切不要です。

 

感覚に頼りすぎない作業工程

デアドレスクリーニング工房には素晴らしい腕を持つ職人が常駐して、日々お客様のウェディングドレスをクリーニングしているのですが、腕や感覚に頼りすぎることは避けたいと考えています。
必要なところでは信頼できる機械を導入して、間違いがないようにチェック体制を整えています。


こちらは酸素量を計る計測器のメモリです。
しっかりと計測することで、パック内に酸素が残らないようになっています。

 

真似のできない専門店の高い技術

デアドレスクリーニング工房はウェディングドレスクリーニングの専門店ですので、ウェディングドレスの取り扱いをどのお店よりも知り尽くしています。

海外デザイナーのインポートウェディングドレス、国内の有名デザイナーのウェディングドレス、手作りのウェディングドレスなど、どんなウェディングドレスクリーニング、真空パックでも安心してお任せいただけます。

 

ウェディングドレスは真空パックすると保管しやすい(まとめ)


職人の手で丁寧にパックされたウェディングドレスは、専用の箱に入れてご返却しますので、このままの状態でクローゼットの隅にポンと保管していただけます。
清潔な状態で真空パックしてあるので風を当てる必要もありません。

ウェディングドレスの保管に真空パックは適していないなんてことは決してありませんので、

「ウェディングドレスを長期保管したい」
「先のことはわからないけど、とりあえず残しておきたい」
「子供が生まれたら、ウェディングドレスでベビーウェアを作りたい」

などの希望がある場合は、デアドレスクリーニング工房の真空パックで保管しておくことをおすすめします。
気にせず保管できますし、取り扱いがラクですよ!

ご覧いただきましてありがとうございました。

 


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