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エンパイアライン
エンパイアラインはスレンダーラインとシルエットは似ていますが、
裾がバスト下から直線的に落ちていてほとんど広がらず、
ギリシア神話の女神が着用しているようなハイウェストの型。ナポレオン帝政時代に流行ったため、エンパイアラインと呼ばれています。
エンパイア・ウエストとも呼ばれるこのウエディングドレスは、ハイウエスト切り替えのデザイン。
ウエスト部分でスカートに切り替えられるスレンダーラインとは違い、
バストのすぐ下で切り替えているので、スカート部分が長く、クラシカルな高貴さが漂います。
キャミソールなどにもこのデザインが人気です。ウエディングシーンでは、マタニティドレスにピッタリのラインです。
エンパイアラインのウェディングドレスとお手入れ方法
ウエディングドレスの水洗い
ウェディングドレスで最も汚れるところは胸回り、脇の下と裾の裏です。
中でも裾の裏は裾を引きずることによってその後ろ姿に華やかさと華麗さを演出する訳ですが、汚れはかなりついてしまいます。
式場だけならまだしもホテルの庭園などで記念写真を撮ったり、披露宴などで歩き回るとそれだけでも、汚れはかなりつきます。
あいにくの雨の日の結婚式で、外に出たりしたドレスがクリーニングに出てきたりします。
汚れがこびりついてしまいますので、ドレス専門のクリーニングでも落とすことができなくなります。
面倒でもできる限り裾部分を保護して、着用する事で、思い出のドレスを保存したい物です。
検品でチェックされたシミもプロがしっかり落とします
次に汚れるのは胸回りから脇にかけて。花嫁は緊張するのかかなり汗をかきます。そして和装の跡にウエディングドレスを着ると、どうしてもファンデーションの汚れがついてしまいます。
汗はドライクリーニングでは落ちません。水溶性の処理をすべきです。
ファンデーションの汚れ落としはそれほど難しい物ではありません。
たまにワインの染みがついていたりします。赤ワインは染み跡が残りますので、漂白します。
白ワインは、目立ちませんが、放っておくと必ず黄ばんできますので、必ず取り去っておきましょう。
検品でチェックされた汚れの箇所は洗い場に報告されます。洗い場では汚れを1つ1つ確認し、生地の素材も考慮して処理方法を決定します。
ガーデンウエディングではドレスの裾が破れてしまうことも
エンパイアドレスのスカートの素材は、シフォン、オーガンジー、ジョーゼットなど、繊細な素材を使っていることが多いです。
裾を引きずって踏まれたり、引っ掛けて生地がほつれたり、破れてしまうこともあります。
そんなときはDEAドレスクリーニング工房にご相談ください。ドレスの破れ、ほころび修理にも対応しております。
ハイクオリティ真空パックでウエディングドレスの美しさをそのままに
クリーニングにて綺麗になったウエディングドレスはハイクオリティ真空パックにて保管して頂くと、防虫、防腐が完璧で、黄ばみや生地の酸化を防ぐことができます。(真空パックの10年以上の保管は実証されています。)