お母様のウェディングドレスは、バレエの演目「ジゼル」の衣装のように、きらびやかで華麗なドレス。

上質で繊細なレースが惜しみなく使用されていて、古風なバレエ衣装風でありつつも、現代のトレンド感やファッショナブルさを併せ持つ、不思議な美しさのウェディングドレスです。

ビスチェのような作りの胸元も大胆に大柄レースが使われており、ふんわりとしたスカートのオーガンジ－生地とは、きっぱりとしたメリハリを感じさせます。
肩ヨーク部分とドレスの裾には格子レースが使われていて、個性的な雰囲気をもたらしています。

バックスタイルは、ウエストのコサージュの下部から、流れるように優雅なレースのトレーンがつけられています。

こちらのウェディングドレスを、ベビーセレモニードレスにリメイクするオーダーをお受けいたしました。

お仕立てあがったベビーセレモニードレスは、華やかで贅沢な出来栄えです。
ウエディングドレスのスカート部からうつした美しい格子レースを左右対称に配し、裾部分もウェディングの裾部位からのレースでふちどりました。
お胸部分も格子レースを大胆に使っています。

ドラマティックで、まるで中世ヨーロッパの王族の赤ちゃんのお洋服のように気品あるベビードレスにお仕上がりました。
ウェディングドレスの持っていた華麗さは失うことなく、それぞれのパーツも最大限美しく活かされ、新しい形に生まれ変わりました。

候補のデザイン画数枚のなかから、ベビードレスなどリメイクするアイテムのデザインを選んでいただいたら、実際に縫製スタッフが縫製作業に入ります。

縫製はしっかりと丁寧に作業を行います。
過去のご依頼では、ガールズドレスの縫い代を多めに取り、何度かサイズを大きく作り替えることができるように縫製した例もあります。

お子様の成長に合わせて、多めに取った縫い代部分を使い、全身のサイズを大きくするため調整できるようにしておくのです。
そういった調整作業の際は、加工に耐えうるきちんとしたお仕立てが重要です。

調整ができるように作る際も、そうでない際も、丈夫にきっちりと一針一針縫っていきます。
お子様のお気に入りとして、長く着用していただけるように、弊社の自慢の美しい高級仕立てでリメイクさせていただいております。

すべての作業が完了し、お仕立て上がると、ウェディングドレスの面影を残しつつも、全く別の新しい輝きを持つお品物が完成します。
このベビーセレモニードレスも、新しい形に変わり、きらきらと輝いています。
ウェディングドレスのリメイクアイテムは、ご家族様のお忙しくも楽しい毎日に、美しい彩りを添えてくれることでしょう。

写真は、ベビーセレモニードレスのご依頼主様とは別のお客様のリメイク小物です。
ベビーボンネット、ベビーシューズ、ベビースタイの三点セットなど、
ウェディングドレスからのリメイクは、様々なアイテムに作りかえることができます。

赤ちゃんのドレス（ベビーセレモニードレス）だけではなく、100cmからの発表会やパーティ用ガールズドレス、カチュームなどの髪飾りや花冠、フォトフレーム、ポーチ、ミニチュアドレスなど。
現在のライフスタイルに合う、様々な小物アイテムのデザインも、もちろんオリジナルデザインで専任デザイナーがご提案いたします。